魂魄堂 読了書覚書 - 柴田よしき -


■宙都 第一之書
トクマノベルス 2001/07/31 初版
本体価格 800円(税別)
2002/03/06 記録

「絶対踏まれないものって?」

京都を襲った大地震。空を飛翔する島に、大陸移動する日本。事情を知るメンバは ちりぢりになってしまう。だが京都には相変わらず妖怪が跋扈し、政府はビシマを巡って 関係者を追い続ける。

シリーズ最新作。しかしながら今回は一種のターニングポイントらしく、物語は余り 動かない。やはり関係者がバラバラで、それぞれが独自の展開をしているのが、盛り上がりに 欠ける要因なのだろう。

久しぶりに読んだので各キャラクタを思い出すのには丁度良かったりするんだけども。 この手のストーリィ物はある程度計画的に刊行されないと読者としては困ってしまう。 某作家の戦記物みたいに数年間音沙汰無しって事は無さそうだから安心だけど。


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